沿岸へのボランティア活動の記録
2011年4月共生ユニオンいわて第3回執行委員会報告より
経過報告
3.17 第1回震災対策会議 3.18北上市長交渉
3.27 第2回震災対策会議 3.28 遠野市役所・社会福祉協議会訪問
4.2 仙台市・東北全労協訪問
4.3 第3回震災対策会議 4.9 全労協・京都総評来北
4.10 遠野社協打ち合わせ
4.15 松崎7区自治会長と打ち合わせ
4.17 物資輸送 4.18 遠野ボランティアセンター開所
4.20 全労協「遠野ボランティアセンター」開所を全国発信
協議
1) ボランティア支援体制について
全労協来北の際に、活動資金として50万円のカンパをいただいた。自治会館は1日2000円で借用。1カ月単位での借用が原則。5月も引き続き借りられると思われる。 毎週木曜日は9:00~16:00は自治会で使用し、月に1回は夜も自治会で使用する点配慮必要。今まで、遠野ボランティアセンター立ち上げには、組合員以外に食事の手伝い(○○さんたち)、地域での生活の指導や援助(遠野市の●●さんたち)、家庭電気製品の提供や資材運搬(●●さん)などのご協力を頂いている。ボランティアとしては●●さん(マッサージのボランティア)と●●さん(供養・話を聞くボランティア)が現在利用している。今後徐々に増える予定。
活動資金としては、日本財団がボランティアにカンパするとの情報があり、現在カンパを依頼している。
今後の活動として、遠野のボランティアセンターを支える人材の補充、資金的支え、沿岸へのボランティア派遣をスムーズに行っていくために、組合の内外に参加・協力の呼びかけを広げていくこととした。
全労協は、共生ユニオンいわて・宮城合同労組・福島連帯ユニオン・いわき自由労組とともに被災現地の「労働・雇用相談ホットライン」を立ち上げ、チラシを作成。現地でも配布を始めた。今後労働相談に対しても対応する用意が必要。
2011.5.21 協力へのお礼とお願い
共生ユニオンボランティアセンター(以下ユニオンボラセン)に人的、物資的支援・カンパを頂いた皆さんへ
我々の呼びかけに応えて人的・物資的支援やカンパをいただき、本当にありがとうございます。
4月下旬からの1カ月で、遠野の自治会館をお借りして立ち上げた共生ユニオンボランティアセンター(以下ユニオンボラセン)を、全国から延べ120名の災害ボランティアが利用しました。また、120名を支えるためにユニオンボラセンではのべ60名が後方ボランティアを行い、3度の食事・宿泊・着替えなどのレフレッシュに必要な事を提供し、翌日の活動を支えるための後方支援を継続して提供してきました。
連休をピークにして今後は現地ボランティアの希望者が減少することが危惧されていますが、我々は10月までは遠野での後方ボランティアを継続し、現地ボランティアを支える予定です。
ユニオンボラセンの立ち上げと継続のために、多くの団体・仲間・友人から人的応援・布団や洗濯機などの物資の提供・資金カンパを頂きました。この1カ月の遠野での活動のための費用は約40万円でしたが、秋まで現在の程度の活動を続けるための資金については調達の目処がついてきました。
ユニオンボラセンは支援したいという人たちの気持ちを大事にして、現地での生き生きとした活動を支えます。
今後ともご助力、ご支援をお願いいたします。また、ご都合よろしき折に共生ユニオンボランティアセンターへお気軽にお運び下さい。泊まりがけ大歓迎です。
2012年4月 活動再開資料
4月19日の拡大三役会で、昨年と同じ場所を借りて「ユニオンボランティアセンター」を再開することを決めました。5月から7月までの3カ月を予定しています。
遠野では基本的には「まごころネット」を利用しての活動になります。
昨年の、半年にわたるユニオン・ボラセンの活動は、全国一般や全労協の仲間の共感を得て、多数のボランティアへの参加や活動カンパとして結実しました。また、我々の活動に協力してくれる新しい友人を得ることもできました。大企業や大手金融業を優遇し、富裕層の資産保護を優先する今の社会構造に対して、私たちは、特に中小企業労働者や派遣などの不安定労働を強いられている労働者の労働条件の改善を求め、下請け・孫請けという構造の中で苦しい経営を続けている中小企業のありかたの改善を求めていきます。
沿岸へのボランティアは、これらの人々に手を差し伸べる、大事な活動であるに違いないと思います。
以下、遠野ボランティア日記から、ほんの一部を抜粋
2011年
ユニオンネットワーク京都 5名参加 5/2-5
朝から600名以上のボランティアで大混雑。すごい風景をみて脳裏に写し取りました。「3.11」以前の価値観とは何か?原発を原発とだけとらえず、自mン党政治、利権政治、大量生産大量消費の生活を見直さないと「3.11」が忘れられたことになると思います。私は、メディアの浅はかな態度とどう違う対応をとれるか、自分を見つめ続けたいと思う。ちゃんと考えないと。
大阪全労協 5名参加 5/2-6
先発でやってきた●●組合員が大槌高校非難所で整体ボランティアをやってくれたため、スムーズに入れました。避難されている方々の様子は十人十色です。大槌の町の無残さは復興の長さを推し量ることができます。共生ユニオンいわてが始めたボランティアセンター、また遠野市ボランティアセンターは新しい救援支援活動として、効果的で肩の力を抜いた取り組みです。とても賛同できます。
東京組 3人参加 5/5-14
5/11 今日は米崎町の田んぼのがれき撤去作業でした。まだ水の引ききっていない所もあり、長靴がだんだん重くなるのが体で感じ、この状態で針谷くぎ類ガラス類を踏んだらと思うと大変な作業だなあと実感しました。
田んぼは宝の山。の中から何が出てくるか分からない。家電品などはましな方。石骨ボードは崩れて取れにくい。それと釘が付いているので注意しないとケガをする。とんでもないのは医療廃棄物!!本当に何が出てくるか分からない!!夕げは料理長の美味しいおいしいご飯とアルコ-ルで一日が終わっていく。明日もガンバ!!