国際リニアコライダー

北上山地の地下100 メートルの盤石な花崗岩に、全長31キロメートルから50キロメートルにわたる世界最 先端の素粒子実験施設「国際リニアコライダー」(ILC)


2016年9月1日朝日新聞  

制御棒処分、70m以深 国の管理10万年 規制委方針  

 原子力規制委員会は31日、原発の廃炉で出る放射性廃棄物のうち、原子炉の制御棒など放射能レベルが比較的高い廃棄物(L1)の処分の基本方針を決定した。地震や火山の影響を受けにくい場所で70メートルより深い地中に埋め、電力会社に300~400年間管理させる。その後は国が引きつぎ、10万年間、掘削を制限する。これで、放射能レベルの高いものから低いものまで放射性廃棄物の処分方針が出そろった。


岩手県hpより

https://www.pref.iwate.jp/kennan/keiei/ilc/index.html

https://www.pref.iwate.jp/seisaku/suishin/ilc/011158.html


なぜ岩手なの?

ILCの立地条件は人工振動がなく、活断層のない硬い安定した岩盤を有すること。その条件を満たすのが北上山地で、奥州市と一関市にまたがるエリアが建設候補地となっています。50キロメートルと広大な花崗岩で活断層もなく、安定した岩盤です。


研究が終わったら、高レベルの核廃棄物処理施設に使われるのでは?

ILCトンネルの深さや構造は、そもそも核廃棄物のようなものを処理する施設には適しません。県では「仮にそのような話があっても絶対に転用させないし、使わせない」と明言しています。


少なくとも、法律的な禁止が必要

1.ILCが岩手県内に造られた場合は、その跡地を放射性廃棄物の保管・処分場にはしない。

2.この法律を変えるには県内の有権者の直接投票で、有権者総数の過半数の賛成を必要とする。

 

  政府・国会が決めることができない保障が必要。ILCの土地・建物の所有は誰になるのか?転売の可能性もある。県民の直接投票でしか方針が変えられない歯止めが必要。