琉球新報11-12月

2016年01月06日 23:00

辺野古基金 2015.08.12

現在の金額  420,140,436円  振込件数:54,252件

2015.09.16現在の金額    449,561,586円     振込件数:60,430件

2015.10.14現在の金額  463,349,907円   振込件数:70,614件

2015.11.11現在の金額  481,792,966円   振込件数:74,569件

2015.12.09現在の金額    500,999,638円      振込件数:76,647件

抗議の市民、骨折の可能性 シュワブゲート前、機動隊に押され  2015年11月20日

辺野古過剰警備に抗議 市民ら70人、ホテルや名護署前で  2015年11月20日

名護市辺野古への新基地建設に反対する市民らは20日、米軍キャンプ・シュワブ前の座り込み行動をした後、機動隊の過剰警備に抗議するため、警視庁機動隊が宿泊するホテルや名護署前で批判の声を上げた。

大浦湾海上ではスパット台船や大型クレーン船による4地点の掘削調査が確認された。
 同日午前7時20分ごろ、シュワブ前では約100人の市民がゲート前に座り込んだが、機動隊に排除された。その間に、砕石を積んだダンプカー4台を含む工事関係車両十数台が基地内に入った。
 市民らはゲート前の抗議行動に対する機動隊の過剰警備でけが人が相次いでいることを問題視し、急きょ機動隊が宿泊するリゾートホテル入り口に結集。平和運動センターの山城博治議長が「機動隊の暴力がすさまじすぎて(宿泊先で)抗議せざるを得ない」と説明した上で、約70人が「機動隊を泊めるな」などと声を上げ、座り込んだ。名護署前や同署周辺の国道58号沿いでも抗議デモを繰り返した。

500人新基地ノー 在沖米軍司令部前、当事者責任問う 2015年11月21日 

県議会与党会派と市民団体などでつくる「止めよう辺野古新基地建設実行委員会」は20日午前、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設計画に抗議する「NO BASE HENOKO総行動」を在沖米四軍調整官事務所がある北中城村の米軍キャンプ瑞慶覧ゲート前で開いた。市民約500人(主催者発表)が集まり「No War」「新基地いらない」などと英語と日本語を交えて抗議の声を上げた。

反新基地、米最大労組が協力 「平和への闘い広める」 島ぐるみ訪米団要請 2015年11月22日

訪米中の沖縄「建白書」を実現し未来を拓(ひら)く島ぐるみ会議の呉屋守将共同代表(金秀グループ会長)らは20日、ワシントンにある米国最大の労働組合「米労働総同盟産別会議(AFL-CIO)」を訪ね、米軍普天間飛行場の県外・国外移設に向けた協力を求めた。AFL-CIOのキャッシー・ファインゴールド国際部長は「平和への闘いを広めていきたい」と述べ、協力を表明した。

中略・・AFL-CIOは56の加盟組合、約1250万人の組合員を擁する米国最大の労組で、オバマ米大統領の支持母体。
 会談で呉屋共同代表は、日米両政府が県民の民意に反して辺野古移設を強行していると指摘した上で「沖縄は平和、民主主義の危機にひんしている」と述べ、協力を呼び掛けた。
 連合沖縄の大城紀夫会長は「労働組合、経済界、市民団体、議員が辺野古移設反対で行動している。ぜひAFL-CIOと一緒に闘っていきたい」と訴えた。・・後略

辺野古に巨大ブロック 防衛局、埋め立て準備で搬入 県と事前協議せず  2015年11月23

 ・・前略・・ 防衛局は昨年8月に県に出した岩礁破砕許可申請で、汚濁防止膜を固定するブロックの設置を報告。申請では重量は15トンと記載していたが、許可を得た後に防衛局が作成した工事仕様書では投下する238個のうち8割(188個)が申請重量を大きく上回る。・・後略

130人が辺野古ゲート前集結、新基地建設に抗議 広島から48人参加  2015年11月23日

米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古への新基地建設に反対する市民らは23日午前、キャンプ・シュワブのゲート前で、約130人が集結し基地建設阻止への抗議の声を上げている。座り込みテントには広島女性九条の会の48人ら県外からも多くが駆け付け、「連帯の思いを全国に広げよう」と呼び掛けた。 後略

辺野古 市民700人結集 「大衆運動の成果だ」  2015年11月25日

米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で25日、移設に反対する市民ら約700人(主催者発表)が米軍キャンプ・シュワブの旧ゲート前に結集した。通常、午前7時ごろには機動隊による市民排除の後、工事関係車両が基地内に入るが、午前10時現在まで搬入などはない。先週水曜日の大行動の日も搬入を止めたことから、市民らは結集の成果と受け止め、喜んだ。

辺野古投下ブロック、全て15トン以下に変更 防衛局「県との事前協議不要」 2015年11月26日

 名護市辺野古の新基地建設工事で、沖縄防衛局が汚濁防止膜を固定するために近く海中に投下する大型コンクリートブロックが、全て15トン以下に変更されたことが分かった。・・中略・・ブロックが全て15トン以下になることで防衛局は25日、琉球新報に「事前協議は必要ない」とし、そのまま投下できるとの認識を示した。・・中略・・一方、県は25日、防衛局が22日にコンクリートブロックを積んだ作業船を現場海域に搬入したことを受けて(1)ブロックの使用目的(2)寸法、重量、個数(3)設置位置図と座標(4)岩礁破砕許可申請書との整合性-などの情報を求める照会文を防衛局に発送した。
 県の許可範囲を超えて海底地形を改変する可能性がないか精査するためで、県は文書でこれらの情報の確認ができるまでの間、ブロックを投下しないよう防衛局に併せて求めた。・・後略 

久辺3区交付要綱を策定 国、各区に1300万円2015年11月27日

中谷元・防衛相は27日の閣議後会見で、米軍普天間飛行場の移設先となる名護市辺野古周辺の辺野古、久志、豊原の3区(久辺3区)に直接振興費を支出するため、交付要綱を策定したと発表した。・・後略

機動隊排除に腕組み抵抗 辺野古 100人座り込みも砕石搬入  2015年11月27日

米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設計画で27日午前7時すぎ、「栗石」と呼ばれる砕石を積んだダンプカー3台やトレーラーなど計20台の工事関係車両が辺野古の米軍キャンプ・シュワブ内に入った。計画に反対する市民約100人がシュワブのゲート前に座り込んで進入を阻止しようとしたが、機動隊約100人が排除し、機動隊車両と鉄柵で囲い込んだ場所に押し込んだ。・・後略

辺野古反対9割 首都圏・関西 街頭で1万人投票  2015年11月27日

神奈川で活動する市民団体「辺野古新基地建設を問う市民投票首都圏連絡会」がこのほど、首都圏と関西の街頭で辺野古移設を問う市民投票を行い、26日までに結果を公表した。投票総数1万1440のうち反対が1万609票(92・7%)、賛成が717票(6・3%)、無効114票(1・0%)となった。

県、新基地は「違憲」 辺野古代執行訴訟、答弁書と準備書面提出  2015年11月28日 

米軍普天間飛行場の移設に伴う辺野古新基地建設をめぐり国土交通相が提起した代執行訴訟で、県は27日、福岡高裁那覇支部に国の訴状に対する答弁書(48ページ)と第1準備書面(464ページ)を提出した。

答弁書・第1準備書面の骨子 ●前知事の埋め立て承認には瑕疵があり、取り消しは適法。●沖縄防衛局が私人として行政不服審査法を使い、政府が埋め立て承認を執行停止したのは違法。●地方自治法は代執行手続きは他に解決手段がない場合に限定している。●執行停止などの手続きを行いながら、代執行訴訟を併せて起こすのは手続きの乱用だ。●県民の同意なき新基地建設は憲法が保障した地方自治の侵害に当たる。沖縄の過重な基地負担の継続は法の下の平等にも反する。●日本の法律が及ばない基地の建設は憲法41条が定める法的根拠がない。公有水面埋立法は、国防・外交に関する事項を知事の承認判断から除外すると定めていない。●取り消しの判断となる「公益」は知事に裁量が委ねられる。辺野古新基地は自然を喪失させ、県民の過重な基地負担を固定化させ、公益に反する。

県教委、シュワブ土器を文化財認定 新基地工事へ影響必至  2015年11月28日 

<社説>石垣陸自配備 既成事実化は許されない 2015年11月28日

石垣島への陸上自衛隊の配備計画で、若宮健嗣防衛副大臣が石垣市の中山義隆市長に対し配備を正式に打診した。市長は明言を避けたが、防衛省は計画の一部しか明らかにしていない。甚だ遺憾だ。・・中略・・
 配備の根拠は海洋進出を進める中国への警戒だが、脅威をあおるだけでは反発を招くだけだ。普段の外交や信頼醸成にこそ力を注ぐべきで、相手に軍拡の口実を与えてはならない。・・後略

辺野古ゲート前、機動隊排除で男性がろっ骨にひび  2015年11月28日

米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に伴う新基地建設で28日、米軍キャンプ・シュワブの旧ゲートに座り込んでいた儀間真徳さん(63)=うるま市=が機動隊の排除時に胸を押されたことで痛みを訴え、救急車で搬送された。儀間さんは検査を受け、左胸のろっ骨一本にひびが入り2週間の治療が必要と診断された。大浦湾ではスパット台船3基による海底掘削調査が確認された。・・中略・・平和運動センターの山城博治議長は「非暴力でスクラムを組むわれわれになぜ暴力を加えるのか」と批判を続けた。

辺野古新基地建設、中止求め平和学会有志が声明 琉大で研究集会  2015年11月29日

・・前略・・ 分科会「東アジア共同体と日米安保体制見直し」には、鳩山由紀夫元首相らが登壇した。鳩山氏は「東アジア共同体は構成国を固定すべきでない。東南アジア諸国連合(ASEAN)に日、中、韓を加えた13カ国で東アジア共同体議会をつくるべきだ。その設置場所を沖縄に誘致し、沖縄を軍事ではなく平和の要石とすべきだ」と述べた。
 前泊博盛沖縄国際大教授は「本土から見れば米軍は正義のウルトラマンなのかもしれないが、そのウルトラマンは殺人を含む犯罪をたびたび起こし、戦後70年間で怪獣は一度も現れていない」と述べた。親川志奈子琉球民族独立総合研究学会共同代表は「対米従属で辺野古に税金で基地を造ろうとしている日本こそが独立し、平和な社会を築いてほしい」と強調した。

加藤登紀子さんが歌でエール 辺野古ゲート前で市民に  2015年11月29日

4500人「新基地阻止」 東京に結集、連帯拡大 2015年11月30日 

<社説>久辺3区交付金 政権の一手は逆効果生んだ  2015年11月30日

 露骨な「アメとムチ」をまとった地方自治への介入そのものである。前時代的な分断統治を図る安倍政権の姿にそんな思いを抱く。

防衛省は名護市辺野古への新基地建設をめぐり、地元の久辺3区(辺野古、久志、豊原)に対して直接補助金を交付できる制度を創設した。各区の事業申請に基づき、1300万円を上限に支出する。
中略・・ 新たな法律は制定せず、現行の予算措置内の補助として制度化した。地元3区を移設容認に傾ける以外には目的が見いだせない血税の投入である。ばらまきに等しいつかみ金のような性質だ。
中略・・ 国がその手で地方自治をかき乱し、財政支出の規律に背を向けた。政権のモラルハザード(倫理崩壊)が一層くっきり像を結んだ。「無理が通れば、道理が引っ込む」は許されない。
 臨時国会が開かれていないため、制度の問題点は国会で全く議論されていない。名護市の頭越しの支出に対し、地方財政の専門家からも法的整合性が取れるのかと、疑問符が突き付けられている。
 菅義偉官房長官は「3区長から要望書が提出されている」などと述べ、3区が移設を容認、賛同しているという印象を振りまくことに躍起になっている。だが、3区内には賛否さまざまな意見がある。久志区は受け取りの可否を決める区民総会がまとまらなかった。
中略・・ 新基地を拒む強固な民意が息づく中、久辺3区直接補助を多くの県民が苦々しい思いで見ており、新基地ノーの民意をかえって強めた。沖縄は分断されない。安倍政権の一手は逆効果を生み出した。

宜野湾市長、普天間早期返還を要求 市内9団体と共同声明 2015年12月1日 

 佐喜真淳宜野湾市長は30日、市自治会長会など市内9団体の代表者らと市役所で記者会見し、普天間飛行場の早期閉鎖・返還、同基地所属のMV22オスプレイの県外移駐、米軍機騒音の軽減を求める共同声明を発表した。・・中略・・県庁で対応した安慶田光男副知事は「名護市辺野古の新基地建設は順調に進んでも10年はかかる。だが政府が約束した普天間の5年以内の運用停止には残り3年3カ月しかない。できる範囲で進めていくよう政府に求める」と述べ、県が反対する辺野古新基地建設とは切り離して危険性除去を求めていく考えを示した。「普天間の皆さんの安心安全を最優先に考えるのは県も変わらない」とした。・・中略・・ 佐喜真市長は記者会見で、要請の理由について、飛行場周辺の米軍機騒音や夜間飛行訓練がことしに入り激化していることを挙げた。市が設置する基地被害110番には8月で49件、9月で54件、10月で100件の計203件の苦情が寄せられている。10月の1カ月当たりの苦情件数は2002年の苦情受け付け開始以来、過去最多という。

シュワブ内、申請なく257メートル仮設道 防衛局が建設計画  2015年12月2日

米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設で、沖縄防衛局が既に前知事から本体工事の設計変更承認を受けた仮設道路の建設とは別に、「仮設道路付け替え」の名目で、米軍キャンプ・シュワブ内に257メートルの道路建設を計画していることが分かった。県海岸防災課は1日、「変更申請時の内容に付け加えたものならば、新たに申請が必要になる」とし、近く防衛局に事実関係を照会する意向を示した。

知事、代執行訴訟意見陳述へ 「思い共有を」那覇地裁に600人余  2015年12月2日 

知事、民主主義問う 「米施政権下と変わらず」 辺野古代執行訴訟第1回弁論  2015年12月3日

・・前略 翁長知事は意見陳述で米軍基地が集中する中、新たな基地負担が県民意思に反して押し付けられようとする現状を「米軍施政権下と何ら変わりない」と述べ、悲惨な地上戦と日本からの切り離し、土地の強制接収による基地形成という沖縄が歩んだ戦後史と重ね合わせた。さらに「22世紀まで利用可能な基地建設が強行されようとしている」として、将来まで沖縄の過重負担が続きかねない“不条理”を法廷で訴えた。 沖縄が基地経済に支えられているとの風説に対しては「完全な誤解だ」と強く訴えた。新基地問題が沖縄だけの問題ではないとの思いを念頭に「日本の地方自治や民主主義は存在するのか。国民に問い掛けたい」と述べた。・・後略

辺野古 袋詰めの砕石を砂浜に  県、新たな工事か確認へ  2015年12月3日

米軍普天間飛行場の移設に伴う新基地建設計画をめぐり、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前では3日、早朝から計画に反対する市民約250人が座り込んだ。小雨が降る中、抗議の声を上げたが、午前7時すぎに県警や警視庁の機動隊員らによって排除された。その間にクレーン車や重機を積んだトラックが複数台、基地内に入った。埋め立てが計画される大浦湾に面したキャンプ・シュワブのレジャービーチでは、作業員らが重機を使い、袋詰めの「割栗石(わりぐりいし)」と呼ばれる砕石を砂浜に設置する様子が確認された。前知事時代に承認を受けた工事とは別の作業とみられ、県は新たな申請が必要として近く沖縄防衛局に照会する予定。

知事「直接の危険除去つながらない」 普天間一部返還  2015年12月5日

辺野古抗議、活動リーダーら3人逮捕 刑特法違反、公妨容疑  2015年12月6日

名護署は5日、警察官に暴行を加えたとして、公務執行妨害の容疑で県統一連の瀬長和男事務局長と70代の男性を現行犯逮捕した。さらに同署は同日、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ内に正当な理由なく侵入したとして、刑事特別法違反の容疑で沖縄平和運動センターの山城博治議長を緊急逮捕した。山城議長の身柄が米軍側から県警に引き渡されたのは、日本人警備員による拘束から約4時間後だった。抗議活動をけん引している山城議長、瀬長事務局長の逮捕に、識者や市民からは、反対行為を萎縮させる目的ではないかと逮捕を疑問視する声が上がった。・・後略

山城議長ら計3人の身柄拘束 辺野古ゲート前  2015年12月5日

米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設をめぐり、5日午前、建設に抗議し米軍キャンプ・シュワブのゲート前に座り込む市民らのべ約200人と、それを排除する機動隊との衝突時に、抗議行動のまとめ役でもある県統一連の瀬長和男事務局長と男性が公務執行妨害の疑いで警察に身柄を拘束された。また、沖縄平和運動センターの山城博治議長が同基地の境界線を越えて抗議したとして、身柄を拘束された。

 市民らが機動隊の排除が手荒だとして機動隊を取り囲んで抗議していた際に、瀬長事務局長らは身柄を拘束された。瀬長事務局長と男性の身柄は名護署に移されている。集会で市民らは「瀬長事務局長は市民と機動隊の間に入って混乱を収めようとしただけだ」と主張した。
 山城議長は、大音量で警告を繰り返し集会を遮った警察車両に、基地の境界線を越えて駆け寄り抗議、拘束された。山城議長の身柄は午前11時現在、同基地内にあるとみられている。
 市民らは「不当逮捕だ」として抗議する座り込みを続けており、機動隊は午前11時までに小規模のものも含めて少なくとも15回の排除を行った。
 一方、新基地建設が計画される大浦湾に面した浜では、作業員らが「仮設道路付け替え」作業を行う姿が確認された。

スタジオジブリの高畑さん「沖縄のこと全部支持している」 新基地強行「許し難い」2015年12月6日

 「火垂るの墓」などで知られるスタジオジブリのアニメーション映画監督、高畑勲さん(80)が5日、那覇市国場の沖縄大学で講演した。高畑さんは、名護市辺野古の新基地建設に関する沖縄の現状について「許し難いひどい話だ」と指摘し、一市民として「今こそ本土の人が一緒になってやる(考える)時期だ」と強調した。また本紙のインタビューにも応じ、「沖縄と政府は裁判になっているが、(沖縄は)当然のことをしている。全部支持している」と話した。  後略

自衛隊適齢者名簿提供 宜野湾、100人抗議デモ  2015年12月6日

宜野湾市による自衛隊への名簿提供に抗議する市民の会は5日、宜野湾市役所前で抗議集会を開き、同市に対し、名簿提供を止めるよう求める抗議文を採択した。集まった市民約100人(主催者発表)は集会後、市役所から長田交差点までの約3キロを「私の子どもの人権守れ」などとシュプレヒコールを上げながらデモ行進した。 後略

「辺野古、第二の捨て石」 読谷で屋良朝苗シンポ 復帰、基地語る  2015年12月7日

米統治下で初の公選主席で、復帰後初代知事を務めた屋良朝苗氏の足跡をたどる「屋良朝苗シンポジウム」(読谷村主催、琉球新報社、屋良朝苗顕彰事業推進期成会共催)が6日、読谷村文化センター鳳ホールで開かれ、約200人が参加した。基調講演で、米軍普天間飛行場の移設に伴って名護市辺野古で進められている新基地建設の現状について「第二の捨て石作戦が強行された」などと危機感が示された。その上で屋良氏と翁長雄志知事とを重ね合わせながら、行政と大衆を接合した屋良氏の精神を現在に生かしていく必要性を確認した。 後略

抗議の81歳男性救急搬送 辺野古ボーリング調査を強行   2015年12月8日

米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設をめぐって8日午前、早朝から米軍キャンプ・シュワブのゲート前では市民ら約200人が集まり、座り込みなどで建設反対を訴えた。市民らは機動隊に排除され、建設作業員を乗せたとみられる車両25台、資材や重機を乗せた大型車両10台がゲート内に入った。抗議行動のさなか、81歳男性が体調不良を訴え救急搬送された。

辺野古 400人が座り込み 釈放の瀬長さん「騒乱原因は機動隊に」  2015年12月9日

米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に反対する市民ら約400人が9日早朝、米軍キャンプ・シュワブゲート前に座り込んだ。毎週水曜の議員総行動を含む大規模行動日のため、県議や市町村議らも多数参加した。午前10時30分現在、県警や警視庁の機動隊による座り込み市民らの排除は行われず、工事関係車両の基地内への進入は確認されていない。

 5日にゲート前で抗議中、公務執行妨害の疑いで逮捕・送検され、8日に釈放された県統一連の瀬長和男事務局長があいさつし、「心配を掛けた。騒乱を引き起こしたのは機動隊の方だ」と指摘。「なお一層、注意を払い行動していくことが必要だと思う」と報告した。

知事に全国から激励3万通 辺野古反対、広がる支援  2015年12月10日

退役米軍人ら連帯の座り込み抗議 「辺野古にも高江にも新基地要らぬ」 2015年12月11日 

辺野古監視委寄付 「国の説明まだ不足」 県、再三報告求める 2015年12月12日

辺野古掘削調査、最終段階に 台船、沿岸へ移動  2015年12月13日

・・前略・・ゲート前には東京大学大学院総合文化研究科の高橋哲哉教授や稲嶺進名護市長、米退役軍人らの平和団体が訪れ、市民を激励した。高橋教授は、新基地阻止行動に共感を示し「日米安保を支持する本土が米軍基地を引き取って民意を変えなければ、(沖縄の)基地問題は解決しない」と訴えた。

「本土が基地押し付け」 沖縄国際大で辺野古シンポ 「基地引き取り」訴え 2015年12月13日

シンポジウム「『基地の島』沖縄が問う-『辺野古移設問題』を考える-」(沖縄国際大学沖縄法政研究所主催、琉球新報社共催)が12日午後、宜野湾市の沖国大で開かれた。金城馨(関西沖縄文庫主宰)、高橋哲哉(東京大大学院教授)、阿波連正一(静岡大法科大学院教授)の3氏が、市民運動と哲学、法律の分野からそれぞれ報告した。約370人が詰め掛けた。沖縄の基地は「本土」から押し付けられており、県外で引き取るべきだとの認識が確認された。

 金城氏は、大阪に住む沖縄人という立場から「沖縄人である自分たちが沖縄に基地を押し付けている問題」として議論や葛藤を重ね、さまざまな取り組みをしてきた経緯を語った。
 高橋氏は、提唱している「基地引き取り」について「本土では8、9割の圧倒的多数の民意が安保を支持し、米軍基地を沖縄に押し付けている」と指摘。「本土の日本人の責任論が第一」と主張し「基地引き取りが安保解消を目指す道筋としても不可欠だ」と訴えた。
 阿波連氏は、普天間飛行場が返還されれば3868億円の経済効果があると政府が主張していることを逆手に取り「基地に沖縄が依存しているのではない。沖縄が基地に寄生されている。本来生まれるべき生産が吸い取られているのだ」と指摘した。
 3人の報告に対し、コメンテーターの高嶺朝一(ジャーナリスト、琉球新報前社長)、与儀武秀(沖縄タイムス記者)、稲福日出夫(沖国大沖縄法政研究所長)の3氏が質問し、持論を述べた。同研究所の石川朋子研究助手がコーディネーターを務めた。

1人が救急、額にけがの市民も 辺野古、退役軍人らも座り込み  2015年12月14日

辺野古問題 爆笑・太田さん「日本中で話し合わなきゃ」 ダウンタウン松本さん「ディズニー、偽のニンジン」   2015年12月15日 

辺野古周辺住民、提訴へ 国交相の決定取り消し求める  2015年12月15日

 米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に伴う新基地建設をめぐり、辺野古埋め立て承認取り消しの効果を一時的に無効化するため、国土交通相が行った執行停止決定の取り消しを求めて辺野古周辺住民が抗告訴訟を提起することが14日、分かった。

 24日にも那覇地裁に提訴する予定。執行停止決定の取り消しと併せて、執行停止決定の一時的な無効化(執行停止)も地裁に申し立てる。

新基地阻止へ結集 「オール沖縄会議」発足に1300人  2015年12月15日

<社説>オール沖縄会議 新基地反対運動の弾みに   2015年12月16日

・・前略・・オール沖縄会議の共同代表には、稲嶺進名護市長、高里鈴代「島ぐるみ会議」共同代表、呉屋守将金秀グループ会長の3人が就任した。政界や経済界、市民団体など、新基地建設に反対するそれぞれの勢力を結集させていこうという決意が込められていよう。・・中略・今後は新たな会議が中心となり、辺野古のキャンプ・シュワブ前での反対運動などで、より統一的な対応を図っていくとしている。今後の展開が注目されよう。
 結成大会には翁長雄志知事も駆け付けた。知事は「これからの闘いに大きな展望を開くものだ。私たち責任世代が頑張っている姿を見せることで、子や孫が21世紀の沖縄を切り開いていく」と語った。後略